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基本英語文法③
今回は他動詞と目的語について解説していきます。
他動詞を使う際、必要になる目的語がどのように使われるか、
不定詞と動名詞の区別をどうやってするのかを例文を使って解説します。
不定詞と動名詞
他動詞には必ず情報を補うために目的語が必要になります。
目的語となるのは、名詞相当語句
名詞相当語句とは 本来は名詞でないものが文中で名詞の代わりの働きをする語句のことです。
その他、名詞句や名詞節として、あるいは、引用の語句や文節などを主語に使う場合には名詞相当語句と言います。
主語や目的語として使われている語句や文節のこととして覚えておいてください。
to 不定詞=未来志向的
to不定詞は「これから起こる未来の動作」を表す。
to + 動詞の原形→名詞,形容詞,副詞の働きをします。
e.g.) I forgot to meet her.
彼女と会うことをし忘れた。→彼女には会ってない。
例・forget型(不定詞・動名詞):remember, try, regret, like
動名詞+ing=事実志向的
動名詞とは動詞を~ing形にすることで、名詞の役割を持たせたものです。
よって「~すること」という事実に基づいた現在または過去の動作を表します。
動名詞は動詞ではなく名詞の役割をします。
動名詞→主語,補語,目的語,前置詞の目的語の働きをします。
e.g.) I forgot meeting her.
彼女と会ったことを忘れた。→彼女には会っている。
例・forget型(不定詞・動名詞):remember, try, regret, like
不定詞or動名詞のみを目的語にとる動詞
いくつかの特定の動詞は不定詞または動名詞のみを目的語にとります。
下記に紹介したhope型、stop型の単語を使う際は注意してください。
e.g.) I hope to tell you the truth sometime.
いつかあなたと話したい。
e.g.) You should stop telling jokes.
冗談を言うのをやめなさい。
例・hope型(不定詞のみ):expect, decide, refuse, promise
例・stop型(動名詞のみ):enjoy, finish, mind, give up
受け身の意味を表す動名詞(need型)
下記の2つ文章は「動名詞」・「to+動詞の過去形」を使い、受け身の意味を表します。
また、どちらの文も書き換え可能です。
「need」、「is worth」の後に動名詞
This paper needs rewriting. このレポートは書き直す必要がある。
= This paper is worth to be rewriting. このペーパーは書き直す価値がある。
This book is worth reading. この本を読むべきだ。
= The book is worth to be read. この本は読まれるべきだ。
他にも
need, want:必要
stand, bear:耐える
deserve, be worth:値する
不定詞句(to-動詞) と前置詞句(to+名詞)
他動詞+不定詞(to-動詞)と自動詞+前置詞句(to+名詞)を区別する。
Objectは自動詞
「異議を唱える」対象は前置詞句で表します。
第1文型 S Vi (M)
I object (to waiting anymore).
私はこれ以上待つには反対です。
この文は自動詞+前置詞句(to+名詞)になります。
なので、to の後が名詞が来なければなりません。
waiting→動名詞=名詞
不定詞句(to-動詞)と間違えやすい動名詞句
不定詞とは「to + 動詞の原形」
しかし、下記の文はよく不定詞句と間違いやすいですので注意しましょう。
下記の文は “to” の後に “動詞+ing” の動名詞になっています。
I look forward to seeing you again.
私はあなたに会えることを楽しみにしています。
he is opposed to my seeing her.
彼は私が彼女に会うことに反対している。
I am used to rising early.
私は早起きに慣れている。
まとめ
不定詞
これから起こること(未来志向的)のことを表す
動名詞
これまでに起きたこと(事実志向的)のことを表す
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