今回は句動詞(Phrasal Verb)について解説していきたいと思います。
英語学習の上で、「句動詞」を必ず学習ししっかり使いこなせるように
ならないといけません。
なぜなら日常会話でたくさん使用されるからです。
句動詞とは
「動詞+副詞」や「動詞+(副詞)+前置詞」とう構成で成り立つ熟語のことです。
副詞や前置詞が動詞を一緒に使うことによって、元々の動詞の意味とは
異なる特別な意味に変わります。
「自動詞+前置詞」と「他動詞+前置詞」の区別
I call Mary up. → I call up Mary. メアリーに電話する。
「Call up」は他動詞+副詞 → 目的語は副詞の前後で可
I call her up. → I call up her. 彼女に電話する。
「Call up」は(他動詞+副詞)→ 目的語が代名詞のときは代名詞を挟む
I call her on. → I call on her. 彼女を訪問する。
「Call on」は自動詞+前置詞 → 訪問する相手は前置詞の後
自動詞+前置詞
- Deal with 扱う
- Refer to 言及する
- Look after 世話をする
*受動態不可
- Stand for 表す
- Result in 結果となる
- Come across 出くわす
自動詞+副詞+前置詞
- Look up to 尊敬する
- Catch up with 追いつく
*受動態不可
- Run out on 尽きる
他動詞+副詞
- Give up 諦める
- Carry on 続ける
- Bring up 育てる
*必ず目的語を挟む
- Get ( the message ) across 伝える
- See ( my cousin) off 見送る
他動詞+名詞句+前置詞
They took good care of the children.
彼らは子供たちを大事にしていました。
この文の受動態は次の2通り。
The children were taken good care of.(前置詞”of”は省略不可)
Good care was taken of the children.
他動詞+名詞句+前置詞
- Pay attention to 注意を払う
- Take advantage of 利用する
*句動詞を分解しての受動態不可
- Make sense of (=understand) …の意味を理解する
- Make fun of (=mock) …をからかう
(sense is made of… / fun is made of … の場合は受動態は不可)
他動詞の自動詞用法
Jack kicked the ball. ジャックはボールを蹴った。
Jack kicked at the ball. ジャックはボールを蹴りにかかった。(未達成)
未達成を表す自動詞用法
- Shoot at 狙い撃ちする
- Hit at 打ってかかる
- Grab at 掴みかかる
まとめ
句動詞とは
副詞や前置詞が動詞を一緒に使うことによって、
元々の動詞の意味とは異なる特別な意味に変わります。
自動詞+前置詞
自動詞+副詞+前置詞
他動詞+副詞
他動詞+名詞句+前置詞
自動詞用法
句動詞をしっかり覚え、会話にどんどん組み込んでいきましょう。
句動詞を使うと元の動詞の意味が変わってしまうので、注意してください。
句動詞をたくさん知っていると英語の表現力をアップすることができます!
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