英語の基本文法② 自動詞と他動詞

基本英語文法②

今回は自動詞と他動詞について違いと使い方を紹介したいと思います。

自動詞と他動詞は区別が難しいですが、要点さえ押さえられれば
簡単に句別をつけ、動詞の後にどの単語又はフレーズがくるべきなのかを理解できます。

その大きな違いは目的語を必要とするかしないかです。

第１文型　S Vi 　自動詞(Vi) 　＜目的語を必要としない＞

S + Vi + (M) 　　＊M＝修飾
e.g.) I went (to the hotel) (around 8 p.m.)
私は８時ごろホテルに行った。

第３文型　S Vt O　他動詞(Vt) 　＜目的語を必要とする＞

S + Vt + O + (M) 　　＊M＝修飾
e.g.) I reached the hotel (around 8 p.m.)
私は８時ごろホテルに到着した。
Reachは他動詞なので目的語をとる→前置詞 “to” は不要

自動詞（＋前置詞）と他動詞

e.g.) They [ talk about / discuss ] the problem.
Talk= 自動詞
Discuss= 他動詞
その問題について話す。

e.g.) They [ participate in / attend ] the meeting.
Participate= 自動詞
Attend= 他動詞

第２文型　S Vi C 自動詞

1. He smiled (bitterly).　第１文型　《 S Vi + (M)（自動詞）》
彼は苦々しそうに笑った。

2. The coffee tasted bitter.　第２文型　《 S Vi C + (M)（自動詞）》
コーヒーが苦かった。
＊Cは補語ー名詞・形容詞
S（主語）＝　C（補語）
第２文型だから形容詞が bitterly（副詞）から bitter（形容詞）になる。

１と２の違いは補語があるかないか

１は第１文型でsmiled の動詞を修飾しています。
２は第２文型でThe coffeeとBitterがイコールの関係にあります。
コーヒーが苦いと名詞を修飾しています。

形容詞 …名詞を説明（修飾）

副詞　 … 名詞以外を説明（修飾）

第２文型をとる動詞

「〜になる」：become, turn, grow, go
「〜のままである」：keep, remain, stay
「〜と感じられる」：seem, look, sound, feel, smell, taste

Go＋副詞

「日本へ行く」は go to Japan
「海外へ行く」は go abroad

いずれも「…へ行く」という意味なのに、前者には前置詞の to が必要で
後者には to がいりません。

使い分けは”go”の後に副詞がくるかこないかです。

Japan は「日本」＝名詞
名詞を使う場合は、「…へ」を表す ”to” を補わなければなりません。

abroad は「海外へ」＝副詞
abroad には既に「…へ」という意味が含まれているので、to を補う必要はありません。
go to abroad と言うと「海外へへ行く」となってしまいます。

〜その他の例〜

go home（家へ帰る＝帰宅する）

go there（そこへ行く）

go upstairs（２階［上の階］へ行く）

＊動詞の -ing 形を用いる場合も to が不要

go shopping（買い物に行く）

go skiing（スキーに行く）

go + [ camping, finishing, jogging, skating, skiing, swimming ]

まとめ

今回は自動詞と他動詞のおさらいでした。

自動詞は目的語を必要としない！

他動詞は情報を補うために目的語を必要とする！

また、「go」という単語の後に「to」が必要なのか必要で無いかの区別は

「go」の後に副詞がくるかこないかです！