時制(tense) は英語を話す上で、必ず正確に理解をしなければなりません。
文中で時制を使い分けることによって、過去、現在、未来を表します。
もし時制を間違えて使用した場合、文の意味がかなり異なりますので、正確に相手に伝わるように時制を学習していきましょう。
未来の表現
英語には現在/過去の区別はあるが、未来時制はありません。
よって、未来を表現する方法は現在時制の範囲で多様な形式で現れます。
a) I will leave tomorrow.
「現在の意思決定」
b) I am going to leave tomorrow.
「決定済みの意図」
c) I am leaving tomorrow.
「近い未来の予定」
d) I am to leave tomorrow.
「取り決め」
e) I leave tomorrow.
「事実」
節と時刻
a) I will talk to him < when he comes to school tomorrow >. (副詞節)
b) I don’t know [ if he will come to school tomorrow ].(名詞節)
c) The days [ when he will come to school ] will come. (形容詞節)
a) 時・条件を表す副詞節の中では未来を表す “will” を使えません。
b) 代名詞、c) 形容詞節では未来の “will” を使うことができます。
過去形と完了形
現在完了形
過去のある自転の出来事の「現在との関連」を示す時制
過去形
現在と切り離された「明らかな過去」の出来事を示す時制
a) I have just finished reading the book. (=already)
私はその本を読み終えたところです。
b) I finished reading the book just now. (=a moment ago)
私は今さっき本を読み終えました。
過去形と過去完了形
過去形
複数の過去の出来事が「順番に起きている」ときは過去時制で表す
過去完了形
「ある過去の時点より前」に起きたことを表す
例)どちらもクマがいなくなったので、木から下りた。
a) The bear disappeared, and I climbed down the tree.
b) I climbed down the tree because the bear had disappeared.
どちらも同じ意味ですか、表現の方法が異なります。
a) は順番に起きたことを過去形で表します。
クマがいなくなった→木から下りた
b) はある時点より前に起きたことを表します。
木から下りた→なぜならクマがいなくなったから
まとめ
*過去、現在を表す表現はあるが、未来時制はない。
そのため、未来を表現する時は現在時制を使い多様に表現する。
*時・条件を表す副詞節の文中でwillを使わない。
*代名詞、形容詞節ではwillを使うことができる。
*過去完了形=過去のある時点の出来事の現在との関連を示す。
「ある過去の時点より前」に起きたこと。
*過去形=現在と切り離された明らかな過去の出来事を示す。
複数の過去の出来事が「順番に起きている」ときは過去時制を使う。
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