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基本英語文法⑨ 時制について

時制(tense) は英語を話す上で、必ず正確に理解をしなければなりません。

文中で時制を使い分けることによって、過去、現在、未来を表します。

もし時制を間違えて使用した場合、文の意味がかなり異なりますので、正確に相手に伝わるように時制を学習していきましょう。

未来の表現


英語には現在/過去の区別はあるが、未来時制はありません。

よって、未来を表現する方法は現在時制の範囲で多様な形式で現れます。

a) I will leave tomorrow.
「現在の意思決定」

b) I am going to leave tomorrow.
「決定済みの意図」

c) I am leaving tomorrow.
「近い未来の予定」

d) I am to leave tomorrow.
「取り決め」

e) I leave tomorrow.
「事実」

 

節と時刻

 

a) I will talk to him < when he comes to school tomorrow >. (副詞節)

b) I don’t know [ if he will come to school tomorrow ].(名詞節)

c) The days [ when he will come to school ] will come. (形容詞節)



a) 時・条件を表す副詞節の中では未来を表す “will” を使えません。

b) 代名詞、c) 形容詞節では未来の “will” を使うことができます。

 

過去形と完了形


現在完了形

過去のある自転の出来事の「現在との関連」を示す時制

過去形

現在と切り離された「明らかな過去」の出来事を示す時制


a) I have just finished reading the book. (=already)
私はその本を読み終えたところです。

b) I finished reading the book just now. (=a moment ago)
私は今さっき本を読み終えました。

 

過去形と過去完了形


過去形

複数の過去の出来事が「順番に起きている」ときは過去時制で表す

過去完了形

「ある過去の時点より前」に起きたことを表す

例)どちらもクマがいなくなったので、木から下りた。

a) The bear disappeared, and I climbed down the tree.

b) I climbed down the tree because the bear had disappeared.


どちらも同じ意味ですか、表現の方法が異なります。

a) は順番に起きたことを過去形で表します。
クマがいなくなった→木から下りた

b) はある時点より前に起きたことを表します。
木から下りた→なぜならクマがいなくなったから

まとめ

 

*過去、現在を表す表現はあるが、未来時制はない。
そのため、未来を表現する時は現在時制を使い多様に表現する。

*時・条件を表す副詞節の文中でwillを使わない。

*代名詞、形容詞節ではwillを使うことができる。

*過去完了形=過去のある時点の出来事の現在との関連を示す。
「ある過去の時点より前」に起きたこと。

*過去形=現在と切り離された明らかな過去の出来事を示す。
複数の過去の出来事が「順番に起きている」ときは過去時制を使う。

 

 

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