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アメリカで交通事故にあった時の対処法

毎年、アメリカでは6万件の交通事故が起こっています。

そのうち1.25万人が事故によって命を落としています。

自分が安全運転をしていても、事故に遭うこともあります。

そんな万が一の事態に備えて、事故に遭った時の対処法をシェアしたいと思います。

まずは、私の事故の経験談と失敗談をシェアしていきます。

なぜなら、みなさんが私のような苦労をして欲しくないからです。

 

アメリカで初の交通事故


去年の11月29日(ブラックフライデー)の日の夜に交通事故に遭いました。
もらい事故ですが、これがなかなかダメージが大きい出来事になりました。

相手側はトヨタのタコマを運転しており、右折をした際にタイヤがスリップし回転しながら対向車線を運転していた私の車の運転席側に衝突。

相手は20代前半の男性で、彼、彼の友人、私を含めみんながパニックで一体何が起こったのかを冷静に判断することができないくらい動揺してました。

私の車の運転席は変形し、ドアを開けることも不可能だったため助けてもらい助手席のドアから出て状況を確認しました。

もう少し遠い場所で衝突していたら、私は車ごと崖に落ちていただろうという状況でした。

日本では何回かありましたが、アメリカで交通事故を経験するのは初めてで、パニックとショックでもっとしっかり相手側との対応と警察への対応をするべきでした。

私が今回反省した点と失敗談をお伝えすることで、皆さんが私と同じ過ちを繰り返さないようにして欲しいと思います。

 

私の失敗談

 

  1. 相手側が自身の過失を認め、謝罪してきました。
    そんな彼から少しアルコールの匂いがしましたが、問い詰めませんでした。
    しかし、Sherrif(警察と同じような存在)が現場に来た際に、はっきり確認してもらうべきでした。

  2. Sherrifはケガ人がいなかったということで事故レポートを書かなかったため、事故の請求の際に不利になりました。
    事故レポートを書いてもらうように伝えるべきでした。
    そして、肋骨に少し痛みがあったので請求を恐れずに救急車を呼んでレポートを書いてもらうべきでした。

  3. 次の日にベットから立ち上がれないくらい肋骨が痛く、Emergancy Roomに行きました。
    4時間待ってレントゲンを撮り、結果は打撲。
    しかし、1週間経っても異常に痛く、またERに戻り5時間かかってCTスキャンを撮り3本の肋骨の骨折が発覚。

  4. 骨折がわかってから弁護士を探し始めたので、それからでは遅かったんです。
    弁護士を雇うまでの全ての相手側の保険会社と病院の請求のやりとりを全て一人でやり、とてもストレスでした。

  5. 事故した日から毎日の体の状況と、誰にどんな治療をしてもらったかの
    細い記録をつけることを怠った。

  6. 事故前からお世話になってたカイロプラクターの先生にセラピーに通ったが、行く病院もセラピストもできるだけ弁護士が紹介するところに行くべきだった。
    信頼してたカイロプラクターの先生は異常な金額を私に請求し、彼がアポイントメントをキャンセルした日までも500ドルの請求などあり得ない請求の上に2日後に払わないなら私と私の弁護士を訴えると脅してきた。

  7. これだけは言いたい!!アメリカの医療費は高額です。
    ERからの請求は驚くほど高いです。
    私の場合、保険を使っているので全額支払っていませんが、
    レントゲン 7,000ドル
    CTスキャン 40,000ドル
    病院に行く際は保険が適応されるか、どこへ行くべきかを事前に確認しておくと良いです。

  8. 家族もアメリカにはいないため、全て一人でこの状況を乗り切るのに
    鬱になったが、周りに助けを求めることができなかった。
    アメリカでは心理学者を利用する人も多く、学校などでも生徒が無料で受けれるセラピーなどがあります。
    利用していれば、もっと精神状態はよかったんじゃないかと思います。

 

事故時の対処法

 

  1. 車を他者の交通の妨げにならない場所に移動、停車

  2. ケガ人がいない確認する

  3. ケガ人がいた場合はすぐ911に電話して、必要な場合は救急車を呼ぶ

  4. 911に電話し、事故があったことを伝える

  5. 相手と情報交換する

  6. 免許証を確認、写真を撮る

  7. 保険証を確認、写真を撮る

  8. 名前、住所、電話番号を交換

  9. 車のナンバープレートをメモするか、写真を撮る

  10. 車のメーカー名、車種をメモするか、写真を撮る

  11. 同乗者がいる場合は氏名や人数を確認してメモする

  12. 目撃者がいる場合は必ずその人の名前と連絡先をメモする

  13. 事故直後の道路の様子、自分と相手の車のダメージを撮影する

  14. 事故の状況をなるべく正確にメモする(走行方向やスピード、通りの名前、車の位置や向きなど)

  15. 警察またはSheriffが現場に来たら、状況を説明する

  16. ポリスレポートを必ず書いてもらう(後の保険請求での需要な資料になる)

  17. 必要な場合は日本語対応が可能な交通事故専門の弁護士に相談する(最初の相談は無料で受付けている弁護士事務所が多い)

  18. 自分が加入している保険会社か代理店に事故の連絡をする


*アメリカで救急車を呼ぶことは多額の請求されることが多く、できれば避けたいですが、100%相手側に過失があり、身体に異常を感じる場合は救急車を呼びましょう。その際のレポートが後に大事なエビデンスをして残ります。

*事故後の処理を少し間違えただけで、大きな損害を負うケースも多いため、保険会社か保険代理店に連絡する前に、交通事故専門の弁護士を雇うことをお勧めします。弁護士に正式に依頼したとしても、通常被害者側からの依頼は成功報酬で弁護を請け負ってくれることが多いので、その場合は、初期費用を払う必要はありません。

*お互いの車や身体が大丈夫かどうかを確認することは必要ですが、その場では、どちらの過失かということを議論したり、やみくもに相手に謝ったりしてはいけない。日本とは違います。”I am sorry” と言った時点で自分に過失があることを認めていると捉えられます。相手のその時の身体の状態もメモしておくと良いだろう。また、小さな事故でもできれば警察に来てもらい、ポリスレポートを取ってもらうと、自分が覚えていないことも、警察の方できちんと記録してくれているので、後で裁判になった時などに助かります。

*事故した日から毎日日記をつけてください。そして、病院や薬にかかった費用、どの先生に会ってどんな治療を受けたか、など事細かに書いて下さい。私達、忘れる生き物です。記録を残すことで、後に裁判になったことにきちんとしてエビデンスになります。



今考えるともっとああしておくべきだった、と反省する点がたくさんあります。

事故をしないことが一番ですが、事故は必ず起こります。

私の事故が幸い生死に関わるほど悪くなく、今生きているだけでありがたいことだと思いたいです。

皆さんの無事故を心から願います。


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